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| 深入りしないと書きつつ、昨日の雑記までに3度も「(フユノ)スギカワタケ」(青木仮称)のことを書いた。振り返ってみると、採取したものや乾燥標本の画像ばかり掲げて、フィールドでの姿を一度も示さなかった。そこで、屋外のスギの樹皮や木質部から出ている姿を示しておこう。確かにこのきのこ、3〜5月頃にスギ林を歩くといくらでも出ている。雨の後の新鮮な個体は美しい。特に若い菌は白くてヒダがなんとも芸術的だ。(e)はごくごく小さな幼菌。
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| 今の時期、関東近郊の林や公園には広義のキクラゲ仲間ばかりがよく目立つ。カサと柄をもったきのこは、このスギカワタケ、ニガクリタケ、エノキタケ、ヒラタケくらいしか見られない。 | ||||||
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| 雑記2010.3.10に再度取り上げた「ヒダに脈絡のあるきのこ (2)」については、その前に「保育社図鑑からは属にまでもたどりつけなかった」、「これ以上深入りしないことにした」と書いた(同2010.3.8)。そのとおり、深入りするつもりはないが、関連情報をここに記しておこう。このきのこはスギさえあればどこにでも出るらしく、多くの人の目に触れてきたようだ。画像は、兵庫県のKさんから届いた詳細な観察ノートの一部(a, b)と高橋春樹氏のWEBサイトからの抜粋だ(c〜e)。
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| このきのこは、日本ではまだ未発表の "Gloiocephala" という属の新種で、高橋氏は、Singerの研究・翻訳の覚書の中で、スギカワタケ(青木仮称)=スギシロホウライタケ(池田仮称)とみなし、Gloiocephala sp. として扱っている(e)。長沢栄史先生は "Gloiocephala cryptomeriae Nagasawa (ad inter.)" という学名を暫定的につけているという。アマチュアの出番はなさそうだ。 "The Agaricales in Modern Taxonomy" を読み込んでいれば、Gloiocephala属のきのこに思い及んだのだろう。保育社図鑑だけでは属までも落とせなかったのは当然の結果だった。 Kさん、詳細な情報ありがとうございます。 |
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