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日( )

2018年7月19日(木) カラマツベニハナイグチを覗いてみた
 先日高原山の八方ヶ原で採取したカラマツベニハナイグチ(a, b)が冷蔵庫に残っていたので、これを改めてじっくり眺めて顕微鏡で覗いて遊んだ。このきのこを検鏡したのは10年ぶりくらいのことだ(雑記2008.8.29)。
 保育社図鑑(II)にも記されているように、孔口の放射状方向の壁の発達は顕著で(c)、その孔口はさらにいくつかの小区画に分割されている。拡大された孔口の表面をよく見れば、透明なシスチジアが無数にあるように見える(d)。管孔は2〜3mm程度でさほど深くない(e, f)。柄には明瞭なツバは見られず、細く中実で上部表面には網目模様があり(b)、中央部から下部にかけてはやや網目状になって多少ささくれている(g)。
 カバーグラスに落ちた胞子紋は暗ワイン色で、胞子はやや長めの楕円形で、偽アミロイド。今回は偽アミロイドの写真は撮らなかったが、2008年の観察時に撮影している。
 孔口付近だけを切り出してフロキシンで染めてみた(h)。これをKOHで封入して押しつぶすと縁シスチジアや担子器がよくみえた(i)。倍率を上げて改めてみた(j)。側シスチジアも無数にあるが、形はほとんど同様で、サイズも似通っている。
 カサ表皮の様子を見ようと切り出してみた(k)。倍率を上げて見ると薄膜の菌糸が匍匐しながら平行に走っていて、所々で不規則に立ち上がっている(l)。表皮の菌糸周辺がワイン色をしているが、特に色素顆粒のようなものは見えなかった。
 
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 昨日の昼は中山道蕨宿のうなぎ屋今井でうな丼を御馳走になった。やっぱり今井のウナギはとても美味い。たちまち食べつくしてしまった。
 帰路は疲れていたので東武鉄道の特急スペイシア華厳に載った。特急に乗ったのは初めてだった。ゆったりした椅子で、北千住から乗り換えなしで快適に今市まで戻れた。


2018年7月18日(水) ヒスイガサが出てきた:日光だいや川公園
 昨日も終日猛烈な暑さだった。夕方から夜にかけては時折激しい雷雨に見舞われた。早朝のやや気温が少し低い時刻に日光だいや川公園を散策した。
 今年もヒスイガサが数日前から姿を現した(a〜f)。雨不足と高温のため乾燥気味だったのか全体的にやや白っぽいが、やはりこの独特の色のきのこは何度見ても美しい。
 ほかにも多くのきのこが出てきたが、今朝はそのうちから一部のイグチ類を掲載した。キンチャヤマイグチ(g)やミドリニガイグチ(h)は今シーズン初めてだ。アメリカウラベニイロガワリらしいきのこをはじめ(j, k)、青変性のある大型イグチも数種類出ている(l)。
 
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 日光だいや川公園から戻ったのち、宇都宮の県立図書館まで本を返却に行ってきた。17日(火)は図書館閉館日なので返却ポストに入れた。すぐ近くの八幡山公園を歩いてみたところ、コウモリタケフクロツルタケしかきのこは出ていなかった。とてもよく乾燥している。
 今日はこれから電車で東京へ。親しい友人らと一緒に美味しい昼食をとることが主目的だ。


2018年7月17日(火) 八方ヶ原もきのこは豊富だった
 相変わらず猛暑の日々が続いている。高いところへ行けば少しは涼しいかと思い、高原山中腹の八方ヶ原まで車を走らせた(b)。大間々台の駐車場にはハイカーの車が20数台とまっていた(a)。ここから遊歩道周辺をのんびり歩いてみた。樹林の中や日陰は涼しかった。
 きのこはあまりないだろうと思っていたが、結構いろいろなきのこが出ていた。カバイロツルタケ(c)、ツルタケ(d)、ウラグロニガイグチ(e, f)、ヤマイグチ(g, h)、シロヤマイグチ(i, j)、カラマツベニハナイグチ(k, l)、マルミノチャヒラタケ(m, n)、シワホウライタケに似たきのこ(o, p)、ほとんど白色のツエタケの仲間(q, r)などがいくつも出ていた。
 でも圧倒的に多数でていたのはアカカバイロタケやチギレハツタケのようなRussula(ベニタケ属)のきのこだった。ただ、老菌でも腐った魚のような匂いは全くしなかった。カイメンタケらしいきのこも見られた。この高原地帯では夜露朝露に恵まれていたのかもしれない。
 
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 日光だいや川公園で今年もヒスイガサが出始めた。画像などは明日の雑記に掲載。


2018年7月16日() 冷涼な尚仁沢にはきのこが豊富だった
 あまりに蒸し暑いので避暑を目的に尚仁沢湧水群遊歩道で昼を過ごした。自宅からは36Km、およそ45〜50分ほどの距離にある。さすがに休日のためか駐車場には多くの車がいた。湧水公園もよく賑わっていた。沢筋の遊歩道はとても涼しくてまるで別世界だった。
 前回この遊歩道を歩いた時はきのこの姿が全くなかったが(雑記2018.6.25)、それとは対照的に多くのきのこが見られた。以下にそれらの一部を掲載した。
 クリゲノチャヒラタケは薄暗い倒木にビッシリと着いていた(a, b)。周辺の細枝にはMarasmiellus(シロホウライタケ属)の仲間がよく目立った(c, d)。コナカブリテングタケなどに近い仲間のAmanita(テングタケ属)のきのこが小石まじりの砂の中から出ていた(e, f)。ヤマイグチは何ヵ所にも群生していた(g, h)。遊歩道を歩いていて広範囲にもっともよくみられたのはアカカバイロタケだった(i, j)。ハイカーが「わぁ美味しそう」と言って手に取ったまではよかったが、腐った魚のような異臭にビックリして放り出す姿が滑稽だった。
 他にもテングツルタケ(k)、小さなダイダイガサ(l)、端正な姿のイグチ(m)、ウラベニガサの仲間(n)、Marasmius(ホウライタケ属)のきのこ(p, q)、Hygrocybe(アカヤマタケ属)のきのこなどが何ヵ所でも見られた。沢筋を通る冷たい風がとても気持ち良かった。
 
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 昨夜はニラ・レバー・モヤシ炒めを作った。生姜、ニンニク、唐辛子もたっぷり入れた。コメの飯を少なめにして、その分を酒とビールで補った。というよりアルコールの肴が炒め物だった。


2018年7月15日() 日光だいや川公園でよく見るきのこ
 日光だいや川公園を散策していると、芝生やコケの多い場所でよく出会うキノコがある。周辺の樹木にはコナラやシデの仲間が多い。早朝このきのこを顕微鏡で覗いてみた。
 カサ表皮は放射状の筋が顕著だ(g)。柄は棒状で基部に膨らみはない(e)。ヒダのつき方は上生〜湾生のように見える(d〜f, h)。茎に近い側で隣接するヒダ同士が分枝している。
 胞子紋は黄土色で、胞子はそら豆型で表面は平滑、発芽孔は見あたらない(m)。ヒダを一枚寝かせて縁を見ると透明なシスチジアが見えた(i, j)。改めて数枚のヒダをまとめて切り出して(k)、先端を見た(l)。次いで、ヒダの縁の一部をピンセットで摘まみ取って、フロキシンでそめてKOHで封入して軽く押しつぶした(n)。油浸100倍対物レンズに切り替えて、改めて縁シスチジア(o)、担子器(p, q)、クランプ(r)を見た。側シスチジアはなく、縁シスチジアは薄膜でバルーン状。担子器は四胞子性で基部にクランプはない。菌糸全体にクランプはやや少なめだ。
 こんなことをしていて何になるんだろうか。別に種の同定が目的でもなく、ふと気が付くと、ただ漫然と顕微鏡を覗いている自分の姿があった。
 
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 昨夜は猛烈に寝苦しい夜だった。ただでさえカミコン(連れ合い)の事故死(2018.5.26)以降、夜眠れない日が続いているが、それでも最近は2時間ほどまとまって眠れるようになっていた。しかし、昨夜はそれすらも無理だった。結局、続けて眠れたのは30分間ほどで、実質的には朝までほとんど眠れなかった。アルコール漬けの夜になってしまった。


2018年7月14日() 裏男体林道を志津小屋までハイキング
 昨日午前中いろは坂を上がって戦場ヶ原から裏男体林道に入り、ゲート前の駐車場に車を停めた。ここから先は管理者と許可を得た業者の車しか入れない。裏男体林道側から男体山に登るには志津小屋までの退屈な舗装路を7Kmほど延々と歩かねばならない。
 登山の観点からは面白くもない林道歩きだが、途中には富士山の二合目あたりと似通った樹林などもあり、きのこ観察には興味深いところだ。一昨年も昨年も、7月と9月にカミコン(連れ合い)と二人で志津小屋までの行程をのんびり3時間ほどかけて歩いた。
 昨日はきのこが少なかったことや一人だけだったので、志津小屋までは1時間20分ほどで着いてしまった。途中で出会ったきのこは7〜8種だけだった。センニンタケは出ていなかった。山頂に向かうつもりはなかったので、志津小屋で20分ほど休んでそのまま戻った。下りは概ね1時間ほどだった。下界は猛暑の世界だったようだが、山の上はとても涼しかった。
 
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 今日は栃木県立博物館 第121回企画展「レッドデータブックとちぎ2018」開会式に出席予定。


2018年7月13日(金) 発生がバッタリ止まった:日光だいや川公園
 昨日は終日霧雨が降ったり止んだりの一日だった。朝の散歩コースを日光だいや川公園にとった。傘をもって散歩する人が多かった。前回歩いた時と比べるまでもなく(雑記2018.7.10)、きのこの姿は極端に少なくなった。
 大きな菌輪を作っていたのはモリノカレバタケ(a, b)。コケの絨毯の中に群生していたのはキツネタケの仲間(c, d)。そして巨大になったケシロハツがいたるところに見られた(e, f)。
 しかし、それ以外にはきのこはほとんどなく、かろうじてテングツルタケらしききのこ(g, h)、虫にかなり食われたアワタケ(i, j)、オキナクサハツ(k)、なぜか真っ黒になったヤマイグチ(l)などがわずかに見られただけだった。先日あれほど見られたチチタケはどこにもなかった。
 
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 昨日法務局に行って相談したところ、カミコン(連れ合い)の世田谷区の戸籍だけではなく、さらに前の渋谷区の除籍謄本も必要だということが判明した。その内容次第ではさらにその前の千代田区の除籍謄本も必要になるかもしれないとのこと。あきらめて、渋谷区役所に古い除籍謄本を請求した。また、相続人の住民票も必要だということが判明した。


2018年7月12日(木) 金精峠を越えて100Kmのドライブ
 プリウスを手放す日も近い。そこで一昨日プリウスで早朝いろは坂を上がり金精峠を越えて群馬県片品村の亜高山帯針葉樹林を歩いた。金精トンネル手前の駐車場に車を停めた(a)。ここは標高1,843m(b)、栃木県側からの日光白根山への登山基地だ。見上げれば温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)の崩壊岸壁が(c)、眼下には湯の湖と戦場ヶ原が男体山の麓に広がっている(d)。
 次いでトンネルを越え群馬県片品村に入り菅沼脇で車を停め(e)、標高1,800〜1,900mあたりの針葉樹林を歩いた(f)。この場所は20年ほど前からカミコン(連れ合い)とよく歩いた場所だ。昨年は10回ほど通った。1時間ほど歩いたがきのこは全く見られなかった。
 昨日はそこから先へは進まずに、再び金精トンネルを越えて栃木県側に戻り(g)、湯元温泉の駐車場に車を停めた。温泉寺はまだ入浴できる時刻ではなかった(h)。この寺の横のハルニレ林はホシアンズタケがよく見られる場所だが、昨日は一つも出ていなかった(i)。湯の湖はよく澄んでとても静かだったが(j)、やがて旅館からは小学生の集団が次々とでてきて(k)、湯の湖周回遊歩道はたちまち子供たちの歓声が溢れた(l)。
 
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 湯の湖の遊歩道を歩いていると、ウラベニガサの仲間モリノカレバタケに出会った。この日見たきのこはこの2点だけだった。いつもなら必ずきのこが出ている戦場ヶ原の三本松園地にもきのこの姿は一切なかった。午前10時前には自宅に戻っていた。


2018年7月11日(水) 那須野が原公園でもきのこ少ない
 那須野が原公園を歩いてみたが、予測通りきのこの姿はいたって少ない。テングタケ属とベニタケ属のきのこが目立ち、イグチの仲間は一種類だけしか見られなかった。
 雨不足のせいか柄が華奢なきのこが目立った。タマゴタケが幾つか見られたが(a)、多くは柄が貧相でカサの重さに耐えきれないものが目立った(b)。テングツルタケらしいきのこも同様に柄が貧弱だった(c, d)。ドウシンタケ?のように見える白色のヒダを持ったきのこも柄がやけに細い(e, f)。アカハテングタケは小型のものしか見られなかった(g, h)。
 この日であった唯一のイグチ類は大型で柄が短いもので、空気に触れたり圧を加えると褐変する(i, j)。ヨゴレキアミアシイグチなのかチャニガイグチなのか、あるいはどちらでもないのか、よくわからない。ベニタケ属のきのこは7〜8種出会ったが、2種だけ掲載した(k, l)。
 
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 「たわごと」に「フィット:結果的に1月に相談していた車:2018.7.11」を追加した。
 平成29年5月29日(月)から、全国の登記所(法務局)において、各種相続手続に利用することができる法定相続情報証明制度が始まったという。この制度を利用すれば、あちこちでいちいち同じような面倒な書類を提出する手間がかなり省けることになる。Iさんという方から非常にありがたい有用な情報を頂いた。Iさん、ありがとうございます。


[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

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